”フツー”な男になるための基本テクニック講座
ハロー、LOVE大生諸君、
お前達がターゲットにすべき”フツイチ”女性達をゲットするには、とにかく”フツー”である事を心掛けなければならない事は前述したとおりだ。
(前講義を受けていない方はこちらをクリック→【結論】女性に一番モテるのがイケメンでも高収入でも聞き上手でもなく、〇〇な男である理由!)
「フツーを演じるだけでいいなら余裕っしょ!」
と、今鼻くそをほじってその鼻くそを人差し指で弾き飛ばそうと思ったそこのお前!!
お前なんか弾き飛ばそうと思った鼻くそがそのまま人差し指の先に残ってしまえ!!!
良いか? フツーを心掛けることは決して難しい事ではないが、かといってそこまでイージーなわけでもないのだ。
そこで今日からは、どうすれば身も心も完璧な”フツー”な男になることができるのか、具体的かつ実践的な方法をご紹介しよう。
まずはお前達の外見から変えていきたいと思う。
シンプルな服

何と言っても、恋愛においてファッションは切っても切れない関係にあるものだ。
そしてこのファッションというものが、実は一番すぐに変えることができ、最も実効作用が高いおいしいテーマでもある。
まず第一に、”フツー”なファッションを極めるにおいて最も重要なのは、突っ込ませない事である。
「え、その服寒くない!?」
「え、靴下履いてなくない!?」
「え、紫と黄色の組み合わせって、サツマイモみたいじゃない!?」
「え、そのタートルネック、上野クリニック感強めじゃない!?」
突っ込まれた瞬間、それは女性からそれとなく言い渡された「お前”フツー”じゃないですよ」ジャッジなのである。(私も過去何度もこの屈辱のジャッジを味わってきた!)
そしてさらに言えば、Tシャツや帽子に書いてある英文も100%読まれていると思った方がいい。
物凄い低姿勢で誠実そうなのに、胸元にデカデカと「Mother F○cker‼︎」というロゴの入ったTシャツを着た男。
顔が疲れ切って死にそうなのに、「Have a nice day!!」という陽気なフォントで書かれた帽子を被った男。
ファッションセンターしまむらで買ったクロムハーツみたいな読めない文字と十字架が描かれたチェックシャツを涼しい顔して着ている男。(もはやその十字架は服を脱いでも一生消えないだろう)
女性はそういうのを見ただけでも引いてしまう繊細な生き物なのだ。
ロゴや柄はセンスが問われるため、ここはとにかく無地を心がけたい。
イメージするのは、無印良品やユニクロの広告だ。
こちらに微笑みかけてくるオーガニックな雰囲気のカーディガンを着た爽やかな塩顔男子。
オーガニック感を漂わせることで、女性に安心と安全を担保し、信頼感を得やすくなる効果もある。
詳しく言えば、ユニクロか無印良品で買った無地の白TシャツやYシャツにチノパンやGパン、靴はコンバースのオールスターかVansのオーセンティックなどでまとめる事を勧める。
トップスのサイズはジャストサイズか少し肩が落ちるくらいのリラックススタイル、ボトムスは逆に裾がダボつかないように少しタイト目にしよう。ロールアップするのもアリだ。
その一例がこちらの画像である。


どうだ? 何の面白みもなければ引っ掛かりもないだろう。ツッコミ要素皆無である。
「こ、こんなので本当にいいのかっ!?」
そう不安に思ったそこのお前。
これでいいのだっ!!!
余計な事を一切せず、潔くお洒落になる事を捨て、”フツー”を心掛ける。
そして、もし万が一「ちょっと服装地味だよね〜」なんて言われようものなら待ってましたとばかりにこう返せばいい。
「(田中圭っぽく)え、そうかな? でもさ、俺は添え物でいいから。だって俺の横にいるお前が主役じゃん」
はい、ズキューーーーン!!ドーーーーン!!ビチョビチョビチョビチョーー!!(何の効果音なのかは言及を避けたい)
これで、イチコロである。
むしろこの台詞を引き出すためのトラップとしてのシンプルファッションなのである。
シンプルな暮らし

外見というのは、何も服装だけの事ではない。
目に見えるお前のライフスタイルそのものも出来る限り”フツー”でなければならない重要なポイントだ。
お前の意中の女子が部屋に遊びに来た事を想定し、常にシンプルでオーガニックなライフスタイルを心がけなければならない。
テッシュが散乱した小汚い6畳一間の部屋のままでは女子の言う”フツー”とは言えないのだ。
なるべく生活感を排除し、極限までシンプルにしておくべきだろう。(ときめくかときめかないかで捨ててしまえばいいんじゃない?よく分からんけど)
そして窓辺に観葉植物を置き、オーガニックな雰囲気を演出しよう。
テーブルの上には、もうあけすけに無印良品で買った美味いのか不味いのかよく分かんないがとにかくオーガニックな雰囲気を醸し出すオシャレなお菓子を一袋置いておくぐらいでいい。
意中の女子が初めてお前の家に遊びに来て、テーブルに置いてあるそのお菓子を見てこう言うだろう。
「え! このお菓子美味しいよね〜! 〇〇君こういうの買うんだ! なんか意外!」
そう言われたら、窓辺の観葉植物にジョウロで水を遣りながら、振り向き様に笑顔でこう返せ。
「(田中圭っぽく)食べたかったら食べなよ、まだ戸棚に3袋ストックあるし」
はい、ズキューーーーン!!ドーーーーン!!ビチョビチョーー!ピクピクピクーー!!
シンプルなファッション。
シンプルなライフスタイル。
その上、戸棚に3袋も良い感じのお菓子をストックしている盤石な将来設計。
彼女はもうお前にイチコロになるに違いない。
”ウーハー”について

ここまで読んできたLOVE大生諸君は思うに違いない。
「なんか”フツー”って言いつつ、全然”フツー”じゃない気がするんスけど……」
うむ、その通りである。
注意してもらいたいのは、女性達の言う”フツー”とは、全てにおいてアベレージスコアが50点の男の事では決してない。
女が”フツー”と発する時、それはほぼ、60~70点くらいの、平均よりもちょい上の事を呼んでいると思った方がいい。
「私の友達のめっちゃ可愛い子呼ぶね〜」と言って合コンに呼ばれた子の98%以上が大抵そいつよりもブスなのと同じように、女性には決して触れてはいけない暗黙の掟というのがあるのだ。
しかしそれを鬼の首をとったように、「女の可愛いはマジでアテになんねえからなあ〜」と言ってしまうのは野暮というものだ。
そこはそっと暗黙に流れる掟に従い、ウーマンハート(女心)、いわゆる「ウーハー」を理解すべきである。
このウーハーを手玉に取れると、もはや無双であり、この状態を私は、”ウーハーが効いてる”と表現し、「あいつむちゃくちゃ”ウーハー”効いてるね!」などと使ったりしている。
男なら一度は経験したことがあるだろう。
彼女に「今日のランチ何が良い?」と聞いて、「何でもいいよ〜」と言われ、「え、マジか! じゃあ天一のこってり唐揚げチャーハンセット食い行こうぜ!」などと言ってしまったために、ツームストンパイルドライバーを喰らわされた挙句、グラついている所に会場のゲスト席に置いてあるパイプ椅子で7、8回どつかれた経験が。
これも、全くウーハーを理解していなかったと言えるのだ。
女がさらっと言う「何でもいいよ〜」のその行間には、「あんまりこってりし過ぎてなくて、かといってそこまでサラダだけ〜とかそういうのじゃない、カロリーが気にならない程度の炭水化物控えめな丁度いいものが食べたいな〜」というクソ長ったらしいウーハーが隠れている。
これが俗にいう「ウーハーイーツ」である。
常にフツーを心掛け、このウーハーを理解すれば、どんな女性でも手玉にとれるのだ。
それでは次回は、そのウーハーを掴むための、内面の”フツー”さを手に入れるための講義にしよう。
LOVE大学理事長 Karasuma Koki
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